「二枚橋衛生組合:小金井市議会も解散可決 調布市の動向、焦点に」

二枚橋衛生組合:小金井市議会も解散可決 調布市の動向、焦点に /東京
 小金井、調布、府中の3市でつくるごみ焼却場「二枚橋衛生組合」の来年3月末の解散と財産処分に関する議案について小金井市議会は24日の本会議で賛成多数で可決した。解散には構成3市の議決が必要。府中市はすでに議決したものの調布市は廃止された焼却場の解体費の資料不足を理由に継続審議を決めており、問題の決着は年越しとなった。
 今後、調布市臨時議会を開き議決するかどうかが焦点。これにより3市の議決がそろったとしても、3月末の解散には財産処分の申請や工場廃止届に要する日数を考慮しなければならないため同市の臨時議会のタイムリミットは2月上旬とみられる。3月末での解散が不可能となった場合は3市の議決をやり直さなければならない事態となる。
 構成3市で最も深刻な事情を抱えるのが小金井市。稲葉孝彦市長が今年2月までに新ごみ処理施設の建設場所を決定することを公約したが、これを守れず、八王子、昭島、国分寺など他市の支援でごみを処理してきた。小金井市は焼却場跡地に活路を求めており、3市で均等分割される跡地に他市分の土地もあわせて新焼却場を国分寺市と共同で設置する方針。解散問題は暗礁に乗り上げた形だが、稲葉市長はこの日の議決に関連して「来年3月末の組合解散に向け、全力で取り組んでいく」とのコメントを発表した。【森下功】
〔都内版〕
毎日新聞 2009年12月25日 地方版

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