小金井市民交流センター探検隊 第3回【続・怒濤の大ホール編】

〈隊員〉
[twitter:@koganeist] 小金井市在住一児の父
[twitter:@folkway] 小金井市在住中2の娘の父
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K――写真ではわからないのですが、入った瞬間に檜のいい香りがします。そこここに檜が使われているんですね。これはぜひ現場で感じていただきたいと思います。
F――ヤッホー!!
K――(ビクッ)な、なんですか、突然大きい声出して。
F――いや残響を調べようと。
K――森林浴じゃないんだからヤッホはいいです(おもしろくないし)。
F――(パンパン手を叩きながらうろつく)うん、そこそこの音してるんじゃない。
K――(ほんとにわかってるのか…)音響面は、じっさいに公演を体験しないとね。写真で見ると広く見えますが、全578席はやはりコンパクトですね。
F――狭くて使い物にならないという人もいますが、そりゃここでAKBは無理。だけど、天才マンドリニストのシエラ・ハルちゃんならピッタリの規模ですよ。あー、シエラ・ハルちゃんをここで見たいなー! 家から近いし。
K――そこですか。でも、そんなコアなファンがいるアーチストには、この規模はいいかもしれませんね。木の暖かみがあるので、室内楽とか、古典芸能や落語なんかにも向いているような気がします。



K――ホールの床というと絨毯敷きが多いですが、ここは木材です。こうして見学しているだけなら、あまり靴音が耳障りな印象はないのですが、上演中のときはどうなのかな。
F――シートもクッション部分以外はすべて木材でできています。シートピッチは特に広くも狭くもなく、座り心地はごくフツーでしたね。
K――内部が木材にこだわっているのだから、やはり外観にも緑がほしいと思うんですよ。蔦を這わせるとかどうでしょう。
F――(あんたもわりとワンパターンだな…)


 
K――これは1階席の最上部からロビーに出る階段ですね。建物(風呂桶)の構造上、壁が台形や平行四辺形になっていて、多くの階段が螺旋状になっています。
F――平衡感覚がくるって、ときどきクラっときます。このままアナタと堕ちていきたい気分になりますね。
K――お一人でどうぞ。

 
F――2階席、見晴らしいいな〜。(写真で見るより)ステージが近くにあって、ここ特等席ですよ。いやー、狭くていいなーこのホール。ほら、狭いから舞台袖に手が届きそう(写真右)。狭いメリット、ぜったいありますよね。
K――あんまり「狭い狭い」言わない方が……。
F――すみません、決して悪気は。以後「コンパクト」あるいは「ミニマム」と呼ぶことにします。
K――(悪気で言ってたら探検隊クビだよ…)
C(コンシェルジュ――あの…舞台の裏手もご覧になりますか?
F K――見ます! 見せてください!
第4回【怒濤の大ホール バックステージ編】に続く