武蔵境ブログ

「武蔵境住人」さんの「武蔵境ブログ」というのがあって、今までフォローしていなかったが、小金井のことをよく書かれている。小金井市のご出身らしい。
カテゴリー「小金井市」のところを読むと、他市在住である客観性をもちつつ、小金井を心配されているのが伝わってくる。

最近のエントリーでは、「小金井市長 責任転嫁大作戦?」というのがおもしろかったののひとつ。わたしも、けっきょく最後には「ジャノメにせざるを得ませんでした」というかたちに持っていくしかないだろうし、市長もそうしたいのだと思う。今のところ。

もうひとつは、「小金井市が衆愚政治の道へ?」かな。

エゴで扇動されやすい市民が直接民主制のようなことを行えば、衆愚政治に陥る危険があります。
もっとも、今の小金井市は間接民主制の市議会もかなり悲惨な状況です。
まともな市議が一人もいない。
このような状況では住民投票に一縷の望みをかけたくなる気持ちもわからないでもありません。
しかし、まずは間もなく始まる小金井市議会議員選挙でまともな市議を一人でも多く選出することです。
住民投票を実施する必要がないような、素晴らしい市議会が誕生することを祈っています。

小金井市が衆愚政治の道へ? - 武蔵境ブログ

わたしも、とくに最後の一行は同感。ただわたしの場合は、今回の住民投票条例が、間接民主制も含めた市政の改善に役立つ可能性に期待するという意味で、条例可決を前向きにとらえているが。

せっかくなのであといくつか紹介してしまおう。

もしも、小金井市民が真剣に小金井市の将来のことを考えていたなら、稲葉氏が再選することはなかったでしょうし、ゴミ問題がここまでこじれることはなかったでしょう。
小金井市では2007年にも市長選挙をしていますので、ここでなんとか起死回生のチャンスもあったわけですが、先日のブログにも書いたとおり最低の投票率で稲葉氏がまたまた当選してしまったわけです。
現在の絶体絶命の状況は、小金井市民が自ら選択した結果と言ってもいいでしょう。

武蔵小金井南口再開発とゴミ処理場問題 - 武蔵境ブログ

はあ、耳が痛いなあ……。

これも大事。

要するにゴミ処理場が建てられる場所は二枚橋かジャノメ跡地しかないわけですが、二枚橋には建てられない可能性が高いので、ジャノメ跡地周辺住民は戦々恐々としているわけです。
そこでジャノメ周辺住民の方たちは、矛先が自分たちに向く前に、ここに市庁舎を建てさせよう、ということで署名運動を始めたわけです。
「ジャノメ跡地にゴミ処理場を建てさせないための署名」では、地域住民のエゴとしか思われないでしょうが、「市庁舎を駅前に建てさせないための署名」「税金の無駄遣いにストップをかけるための署名」という切り口だったので、面白いほど署名が集まったわけです。
(中略)
それになにより、ゴミ処理場の問題がまだ解決していない段階で取り組む問題ではありません。
ゴミ処理場の問題が解決してから住民投票を行うなら何も言いません。
まず小金井市民が本気でゴミ処理場問題に取り組む必要があります。
小金井市のゴミを引き受けている周辺自治体は、住宅地にゴミ処理場を建てさせないために必死になって運動している小金井市民を冷ややかな目で見ています。

小金井市の住民投票条例とゴミ問題 - 武蔵境ブログ

たしかに、2008年後半から2009年初頭にかけてというのは、ごみ問題がいよいよ切迫してきた(周辺自治体・組合への返答期限が迫ってきた)時期であるのに、駅前市庁舎建設の是非をめぐる住民投票に熱をあげているひまがあったのか。
わたしも駅前市庁舎建設の是非をめぐる住民投票条例の否決前後から、「ごみ問題が先では?」というほうに急速に傾いてきていたんだけど、やっぱりそれがまちがいなく優先事項だと思う。